驚異のCGなし!『ジュピターズ・ムーン』圧倒的な浮遊シーン捉えたメイキング映像

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』が世界の映画祭を席巻したコーネル・ムンドルッツォ監督最新作『ジュピターズ・ムーン』が2018年1月27日(土)より公開される。この度、圧倒的な浮遊シーンを捉えたメイキング映像が公開となった。

ジュピターズ・ムーン

本作は、人生に敗れた医師と空中浮遊の能力を持つ少年の命をかけた逃亡を描くSFエンターテインメント。ヨーロッパで進行しているテロや難民問題を内包しながらも、圧倒的な映像表現での美しい空中浮遊などが惜しむことなく描かれている。

ジュピターズ・ムーン

映像では、シリア難民のアアンが自在に空を浮遊するシーンを、極力CGを使わずに表現した手法が捉えられている。アリアン役のゾンボル・ヤェーゲルはスタントを使わず自らが演じ、浮遊する映像の背景は全て実写映像が使用されている。

コーネル・ムンドルッツォ監督は「90~95%はワイヤー消し以外のCGはほぼ使っていません。浮遊する夢を見る人は多いと思ったし、その浮遊が信じられるものでなければならないと思ったから、そのための工夫には努力を惜しみませんでした。『空を飛ぶ』ということに対して、観客の心を挑発したかったし、浮遊するということが非理性的な要素であるからこそです。カメラマンも役者もなるべく自由に撮影し、自由に演じることが重要でした。縦と横の軸の組み合わせを徹底的に考え抜いたからこそ、信じるに足る、説得力のある浮遊シーンが出来たと思います」と語っている。

映画『ジュピターズ・ムーン』は2018年1月27日(土)より新宿バルト9ほか全国公開

【CREDIT】
監督:コーネル・ムンドルッツォ 脚本:カタ・ヴェーベル 
配給:クロックワークス

2017©PROTON CINEMA – MATCH FACTORY PRODUCTIONS – KNM

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